古本的 李小龍    <HOME>



縁あって?古本屋さんでめぐり会え購入出来た 希望的李小龍関連記事掲載雑誌です(^_^)/。

タイトルに魅力的な?特集記事が組まれた、海外TV映画誌です!。
偶然なのか下の2冊が重なって売られていたので、思わず購入してしまいました!。
さて内容は李小龍的でしょうか?...。

1969年8月号
テレビジョンエイジ(1969年8月号)四季出版新社刊
”IRONSIDE”SPECIAL/HEADLINE HAPPENINGS
◆「鬼警部アイアン・サイド」のすべて◆10大スターの近況・事件・噂・秘話・告白


正直、私はこの雑誌を知らなかったのですが、海外TV映画(何か懐かしい響き〜)の老舗的専門誌でしょうか。
考えてみれば、当然ながらブルース・リーは米国での俳優デビューはTVシリーズって事で、この号みたいに
日本で一般的にブルース・リーの名が知られる前のTV映画雑誌での”「鬼警部アイアン・サイド」のすべて”
なんて言う特集は、B・リーの名前や記事がちょっとでもあるのでは?とつい大きな期待をしてしまいます。(^^)/
で、内容はと言いますと書かれている時点で「〜アイアン・サイド」の日本での放送開始から3ヶ月弱ってとこで
番組内の設定や出演者のプロフィールなどの紹介特集といった感じでした!。またB・リーがゲスト出演した
”殺しのパズル”(7話)は既に放送されていましたが、残念ながら題名のみでB・リーには触れてませんでした。
ただ雑誌の巻末に1968年秋〜1969シーズンのアメリカ3大ネットワークの夜の番組表が掲載されいて、
B・リーがゲスト出演した3本のTVシリーズの番組名が揃い踏みだったのには何か嬉しかったです。

水曜 19:30〜20:30 「HERE COME THE BRIDES」(新) −ABC−
木曜 19:00〜20:00 「BLONDIE」(新) −CBS−
木曜 20:30〜21:30 「IRONSIDE」  −NBC−


また、出演女優:ブリジット・ハンレイの写真入りで新番組「HERE COME THE BRIDES」の紹介記事もありました!。


1972年4月号
テレビジョンエイジ(1972年4月号)四季出版新社刊
The Complete Guide of”Here Come The Brides”
特集/略奪された100人の花嫁=作品とスターのすべて


こちら1972年4月のテレビジョンエイジ”Here Come The Brides”のコンプリートガイド特集号です!。
なんと!表紙もそのヒア・カム・ザ・ブライズの3兄弟が飾っているという、まさに番組ゲスト出演者にも
スポットを当ててそうなコンプリートな?雰囲気です。o(^-^)o
さて記事のつかみの部分で、この番組〜日本では長らく放映が望まれながら2年以上放送されてなくて
ようやくこの1972年の2月からその待望の放映が開始されたっつー事で当時の以外?な番組人気を知りました。
もっとも、その番組人気はゲスト出演したB・リーにではなく、レギュラー3兄弟の3男役ボビー・シャーマンに
対する当時の日本のティーンの人気だったらしいです。(う〜む、知らなんだ〜。ボビーってボビー・ローなら...?)

しかし!ありました!。”お馴染みゲスター?(ゲストスター)紹介”として、リーさんの名が!!。(↓中央やや下)
”ブルース・リー・・・MARRIAGE CHINESE STYLE(リン役)”と書かれています。

いや〜、こりゃ大発見では?。1972年の2月、3月といえば、「怒りの鉄拳」が香港で公開された後くらいで
日本じゃまだまだ”ブルース・リー”の名が知られてない時期にちゃんと”ゲスター”として挙げられてます!。
しかしまぁ、当時(1960年代〜70年代初め頃)の日本の海外TV映画ファンのみなさんにとっては、
「G・ホーネット」での日本人助手カトー役のアジア人俳優”ブルース・リー”は紛れもなく”お馴染み”であり、
また「G・H」終了後にゲスト出演した「〜アイアン・サイド」や「ヒア・カム・ザ〜」の中から彼を発見する事は
朝飯前だったのでしょうか。少なくとも日本の米国TV映画ファンには知名度のあるアジア人俳優の一人、
カトーとして”ブルース・リー”の名は確立していたのでしょうね。(うらやましい〜)

またその他にも李関連記事が2つほど...。

一つ目は、ジェームス・フランシスカスのTV新シリーズ「ロング・ストリート」の紹介記事です。
残念ながらパイロット版やゲスト出演のB・リーの好評ぶりは伝えられていませんが、
”盲目の保険検査員が、盲導犬に導かれて...”と紹介されています。

そして2つ目として、「燃えドラ」オファー前のジョン・サクソンのG・グローブ賞授与式出席の記事です。
助演賞を受賞したそうですが、みごとなカムバックだそうです。(って事はカムバック前はどうしてたの?)


なるほど〜翌年(1973年)末の、李小龍の日本再上陸の気配が、
今にして思えば、そこかしこにちりばめられた!?1972年初め頃の雑誌という感じで貴重です。

「燃えよドラゴン」がまだ日本で一般公開前夜の1973年(昭和48年)11月、
'74年正月公開映画を紹介している「スクリーン」誌1974年1月号です。

1974年1月号
スクリーン(1974年1月号)1973年11月20日発売号 近代映画社刊

一般の読者が初めて?その存在を知った、まさしく”ENTER THE DRAGON" 「ドラゴン登場!」号です!!。



正月封切り作品のグラビア紹介(第1部)で、リバイバル公開の2作(エデンの東、シャレード)を除く初公開5作の内の
(B・キートン短編も含む)5番目に紹介されています。ちなみに4番目はブラック・シネマ「黒いジャガー/〜」です。
解説文では、”〜アメリカで彼(B・リー)の主演する「死の五本指」などがヒットし・・・”と、
初版パンフと同じ文章?で紹介されています。


  

また、オリジナルポスターを紹介するページでも「黒いジャガー/〜」と並んで「燃えドラ」のポスターが!!。(←左)
そういえば、この「黒いジャガー/アフリカ作戦」ってあのスターリング・シリファントが脚本を担当してたんですね。
そして、裏表紙の内側に「燃えドラ」封切り館の宣伝があります。-'74年新春第一弾 12月22日よりロードショウ決定−
当然の事ながら、この2ヶ月後位から訪れる爆発的な”ブルース・リー ブーム”とそれに伴う「燃えよドラゴン」の
ロングラン等を全く予想させない解説文や広告ってところでしょうか。(^^)

時は昭和49年(1974)夏!。
「ロードーショー」誌のブルース・リー別冊のさきがけ号?と、 「朝日ソノラマ」の別冊です!。いい時代でした...!?。

夏休み増刊号
「ロードーショー」(1974年夏休み増刊号)1974年8月10日発売 集英社刊

当時、月刊ロードーショー本誌の”フリートーキングサロン”で毎月ファン同士の激論が交わされていた、
因縁?の(誌面の上の)ライバルであるアラン・ドロンとの両表紙を飾ったロードーショー増刊号です。
B3サイズ程の各ページがピンナップに出来る大判雑誌で、この体裁のRS増刊号としては第2弾だったそうです。
一足先に発売されていた「スクリーン」の別冊ジャンボ版よりはやや小版?だと(未確認)思われます。
月刊以外のロードーショー誌にブルース・リーが登場したのはこの増刊号が最初になるのでしょうか。
といっても、この増刊号はブルース・リーとA・ドロンだけの特集ではなく、当時の人気スターも多数登場していて、
ブルース・リーのグラフとしては、表紙と同じ浜辺の時のショットや当時まだ公開前の「怒りの鉄拳」と「ドラ道」が
”未封切カラースチール”などとして掲載されています。
ブルース・リー単独特集のロードーショー誌別冊「ブルース・リーの伝説」は、
この増刊号の発売後まもなく発刊されたようです。
私的には、この増刊号の発売当時は映画館での李小龍初体験のチョット前?頃ってとこで、本屋さんの店頭では
その後見たような記憶はありますが、B・リーだけの特集ではなかったので買う気が起こらなかったような...。
それから28年以上の時は流れ、今回、古本屋さんで下の別冊「朝日ソノラマ」と並んで置いてあるのを発見!。
手頃な価格って事もあって2冊とも購入してしまいました(^^)/。


アクションパンチ
別冊 朝日ソノラマ アクションパンチ ブルース・リー ドラゴン 1974年8月15日発売 朝日ソノラマ刊

サブタイトルの”アクションパンチ”とはお洒落なネーミングです。別冊シリーズの名称かなにかでしょうか。
発売当時はこの雑誌の存在すら知りませんでした。
この度、縁あって購入する事が出来ました!。ホント古本って縁ですよね〜。
雑誌のサイズは上のロードーショー増刊号より縦の長さが3cm位短い程度で幅はほぼ同じサイズの比較的大判です。
で、その内容は、”完全映画ストーリー”と銘打って「怒りの鉄拳」「危機一発」「ドラ道」そして「燃えドラ」の
各映画ストーリーをカラー&モノクロ写真を交えての紹介、そして日野氏の”李小龍ストーリー”が掲載されています。
特に当時公開前の「ドラ道」のストーリーは多少誤りこそありますが、かなり早いこの時点(日本公開半年前!)での
詳細?な物語紹介だったと思われます。また、日野氏による執筆も他誌でも読んだ事のある様な内容ですが、
ブルース・リー死後一年経つか経たないかの時点での情報としては、今読んでもなかなか興味深く、
多少ツッコミたくなる所はあるものの(失礼!)、クールで大変面白いです。
裏表紙は、公開中の”ブルース・リー第3弾「ドラゴン怒りの鉄拳」”の広告です。
曰く〜肺腑をえぐる絶叫とともに走る異様な殺気!世界中を熱狂させたブルース・リー最高の魅力作、遂に登場!〜
<東京>丸の内東宝・渋谷宝塚・新宿スカラ座・新宿ビレッジU<大阪>阪急プラザ・南街劇場・アポログリーン etc...

こちらは、1998年に発刊されていた「週刊 ザ・ムービー」のブルース・リー表紙号(1973年)です。
”映画史100年〜”の1973年の表紙をB・リーが飾るのはうれしいですね。
私的には週刊つ〜事で、発売当時はそれを知らず購入も出来ず...でした。
近年、古本屋さんでようやくこの1973年号を発見しました!。

THE MOVIE No14
週刊 ザ・ムービー 1973年 映画史100年ビジュアル大百科(No14)1998年6月2日発売 デアゴスティーニ刊

ハリウッドを中心とした観点からの”映画史100年〜”では、ブルース・リー登場は1973年と言えるでしょうけど、
実質のブレイクでは、世界的&個人的には1974年の表紙でもいいかも...ってまぁどっちゃでもいい話ですが。(^^)
1973年度の作品紹介として「燃えよドラゴン」、関連作REW(映画史巻き戻し)に「007/ドクター・ノオ」、
関連作FF(映画史早送り)に「ドラゴン ブルース・リー物語」が掲載されています。
また、”カンフー・スター、ブルース・リーの軌跡”と題しブルース・リーの生涯も紹介していて、
流石に1998年の雑誌だけに結構誤りの少ない内容とはなっているんですが、文中のダニー・”イノセント”には
思わず笑ってしまいました(^^)。(実は私も昔そう思ってました!。いや私の場合は”イノサントス”だったっけ?。
ホントは”イノセント”とも発音するんやろか??)
それからこの年(1973年)の年間を通しての最大の話題は、やはりオカルトブームを巻き起こした
「エクソシスト」が印象的ですね。私でさえ映画館で見て、後にメインテーマ曲のEPレコードまで買ってました〜、
とそんな事も思い出しつつの映画史100年の1973年でありまた。




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