ご承知の通り西暦2000年に、現存する「死亡的遊戯」のフィルムを使用して、
二つのブルース・リー映像作品が日米で誕生しました。 ひとつは、1972年秋から「死亡的遊戯」という映画を製作していくBRUCE LEEの姿を描いた ”BRUCE LEE in G.O.D 死亡的遊戯”(以下、G.O.D 2000)、 そしてもう一方は、せっ拳道の誕生から、その哲学を盛り込んだ「死亡的遊戯」という フッテージにスポットをあてたドキュメンタリー”A WARRIOR'S JOURNEY” (以下、WJ)です。 両者とも、作品の後半に今まで見た事がなかった、1972〜3年当時B・リーが 創ろうとしていたであろう”オリジナルの死亡的遊戯”に近い塔内アクションを それぞれ別の編集、音声で収録し、 それらは撮影から28年以上の時を越え歓喜と驚きに包まれて 世界のファンに迎えられました。 それは、この1972年撮影のフィルムの使用があまりにも少なすぎた 1978年のクローズ版「死亡遊戯」という作品があったからこそかもしれません。 ですから、この”G.O.D 2000”と”WJ”でオリジナルのアクションの流れを知る事が出来ると 更なる欲求はその先?のいろんなテイク(NGも含む)にも関心がいきます。 (と言うか、願わくば存在する映像は全て見たい!という欲求が頭をもたげます^^)そこで その欲求を満たしてくれるのが、”G.O.D 2000”などのエンディングにあるテイク集って訳で、 とりわけテイクとテイクの間に挟まれた超短かなお宝カット!は、いわゆる”手のひらカット” (←勝手に命名しました!。〜手の平のないモノも在りますが〜)つー映像で、これにはド肝を抜かれました。 ”G.O.D 2000”が公開当時話題となった代表的なカットとしては、通称、生首カットや 黒Tシャツカットなどが挙げられます。しかし、その”G.O.D 2000”でのお宝カットは ストップモーションにはなっているもののエンドロールがかぶっている状態(レジェンドのエンディングと同じ感じ)だったので少々もどかしい思いをしました。それが、2003年に再編集がなされ発売された”BRUCE LEE in G.O.D 死亡的遊戯”2003 スペシャルエディション(以下、G.O.D 2003)の エンディングでは、この”手のひらカット”とエンドロールは別々(エンドロールは黒バック)で、 更にスローモーションにするとった、ファンにとっては大変うれしい収録をしてくれていました!。 たぶん、アウトテイクや”手のひらカット”の”G.O.D 2000”と”G.O.D 2003”の重複も少なく(と思う)、両者を合わせれば”手のひらカット”のほとんどを見る事が出来ると思われます。(あと”Fortune Star”のオウトテイク集も足せば・・・) ただ、”G.O.D 2003”は色調的に”G.O.D 2000”ほど補正されて無いようで、 ”WJ”に近い淡い色合いなのがちょっと残念でしたが・・・。 この”手のひらカット”には一瞬ですが、前記の”生首〜”や”黒T”の様に 李さんはもとより共演者のいろんな表情や姿、 そしてR・チョウ氏を始めとするスタッフやその他関係者の姿も収められいて、 まさしく目を皿の様にして見たくなる映像のオンパレードなんですが、 |
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偶然撮れた映像?と思いますが、映画の一場面ではない 日常?のシーン(同時に正面からの写真も在り)だけに不思議&得した感?が湧いてきます。F・ワイントロープ夫妻の訪問も同じ日だったのでしょうか。 |